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【経験者直伝】母乳過多の減らし方 母乳育児がしんどいママ必読!
この記事はこんなママにおすすめです
母乳量が多いのは嬉しいけど、張りやしこりがツライ
詰まったりしこりができて乳腺炎になったらどうしよう
母乳過多がしんどいから、母乳育児やめてしまいたい…
母乳を減らして、今よりも楽しく母乳育児をしたいな
母乳育児をしていると、母乳量について悩むことって多かれ少なかれありますよね。
母乳量が少なくて悩むママもいれば、反対に多くて悩むママも。
私はというと、母乳過多でいろいろツライ思いをしました。
母乳育児を始めてからすぐは「母乳がたくさん出てるぞ!ワーイ!」とのんきに喜んでいましたが、それは最初だけ。
その後は、たくさんの悩みに頭を抱えることになったのです。
- すぐしこりができる
- 常に胸が張っていて岩のように固く、触るとズキズキ痛い
- 乳腺炎の不安に日々脅かされる
- 息子は高頻度で吐き戻し、そのたびに総着替え&洗濯(ラグも)
今回は、私のような悩みを抱えるママに向けての記事です。
母乳過多を改善するためのチェックリストや、原因、対処法などまとめました。
私が実際に母乳育児をする中で母乳過多を悪化させていた行動もまとめてます。あなたもしていませんか?
あなたは大丈夫?母乳過多チェック
▼以下があてはまるママは母乳過多かも…!
- 授乳後も胸が張り続けていて、スッキリしない
- 母乳パッドを1日に何回も替えている
- 赤ちゃんがよくむせていたり、よく吐き戻す
- ゴクゴク飲んでいるのに、赤ちゃんの体重が増加しない
次で詳しく解説するよ~
授乳後も胸が張り続けていてスッキリしない
母乳過多のサイン1つ目は「授乳後も胸が張り続けていてスッキリしない」です。
本来であれば、授乳後は乳房がスッキリしてからっぽになったなーと感じるのが理想です。
ママの体が作る母乳量=赤ちゃんが飲める母乳量
このつり合いが取れていれば、赤ちゃんの飲み残しがなく乳房トラブルの危険も少ない良い状態です。
ですが、授乳後も張ったままというあなたは…。
それは需要と供給が合っておらず母乳が余ってるというサインだと言えます。
私はスッキリしたことがほぼなく、授乳後なのに毎回岩のようにガチガチでした
母乳パッドを1日に何回も替えている
母乳過多のサイン2つ目は「母乳パッドを1日に何回も替えている」です。
メーカーによると、母乳パッドは衛生的な面から言ってもこまめに取り換えるのが◎
とはいえ、30分~1時間に1回くらいの頻度で母乳パッドがパンパンになり交換している場合は母乳過多と言えそうです。
生後1ヶ月の頃、息子と小一時間お昼寝して起きたらベショベショに漏れてたことが。今考えると、これも母乳過多のサイン…
赤ちゃんがむせていたり、吐き戻す回数が多い
母乳過多のサイン3つ目は「赤ちゃんがむせていたり、吐き戻す回数が多い」です。
母乳過多だと、出てくる母乳の勢いや量を受け止めきれず、赤ちゃんがむせてしまうことも。
それに加えて、なんとか飲んだのは良いものの、後になって盛大に吐き戻してしまうこともあります。
息子は、1日2~3回は必ず盛大に吐き戻していました。そのたびに総着替えで洗濯が追いつきませんでした。
ゴクゴク飲んでいるのに赤ちゃんの体重が増加しない
母乳過多のサイン4つ目は「ゴクゴク飲んでいるのに赤ちゃんの体重が増加しない」です。
- 赤ちゃんがゴクゴク母乳を飲んでくれているのに、体重の増えが悪い
- 授乳したばかりだけど、なんだか満足していない
こんな様子が見られたら、実はそれも母乳過多のサインなのかもしれません。
母乳は、赤ちゃんの飲み始めと飲み終わりの方で成分が違います。
授乳前半:前乳→糖分が多く、カロリー低い⇒体重があまり増えない
授乳後半:後乳→脂肪分が多く、カロリー高い⇒体重がよく増える
母乳過多だと、どうしても前半部分である前乳を飲むことが多くなってしまいます。
前乳ばかり飲んでお腹いっぱいになってしまうと、後乳までたどり着けないという事態に。
そうなると、カロリーの低い母乳ばかり飲むことになって体重が増えにくくなってしまうんです。
たくさん飲んでるはずなのに満足させられず、授乳回数が増えてしまうことに…
そうなると母乳量がさらに増えるっていう悪循環なのね
母乳過多の原因
- ママの体質
- 赤ちゃんがまだ小さくて飲みきれない
- 授乳姿勢が1つだけ
- 搾乳しすぎ
- マッサージの受けすぎ
- 授乳時間を短時間で区切ってる
ママの体質
母乳過多は、ママの体質が原因の場合があります。
高プロラクチン血症
オキシトシン反射が強い
母乳の分泌を促すホルモンであるプロラクチンが過剰に出ていると、母乳が必要以上に作られてしまうことに。
また、オキシトシンは赤ちゃんが乳首を吸ったときに母乳を送り出すホルモン。
オキシトシン反射が強かったり、長い時間続いてしまうと赤ちゃんは母乳を飲み切れません。
そうなると、ママの胸はスッキリしない状態が続いてしまうのです。
赤ちゃんがまだ小さくて飲めてない
赤ちゃんがまだ小さくてうまく飲めないことで母乳が余ってしまった結果、母乳過多を引き起こします。
産まれたばかりの赤ちゃんはまだまだ体も胃も小さめです。
ですから、母乳が飲み切れていないということもよくあります。
裏を返せば、赤ちゃんが成長すると1度に飲める量も増えるということも言えるでしょう。
赤ちゃんの体が大きくなる⇒一度に飲める母乳量が増える⇒よく飲んでくれるから母乳過多の症状が軽くなる
という良い流れが期待できますね。
よく『生後100日くらいで母乳育児が軌道に乗る』って言うよね。それは赤ちゃんが成長して、体が大きくなるのが生後100日くらいだから。でも私たちは軌道に乗らなかったんです…残念
まぁ、個人差あるからね~
授乳姿勢がひとつだけ
授乳姿勢がひとつだけのママも、母乳過多になることがあります。
実際、私は授乳の時に入院中に唯一教わった交差横抱きだけを使っていました。
1度覚えたもの以外のことを新たに調べて練習するのはめんどくさい…。
そんな怠惰な気持ちから、交差横抱きだけでなんとかやっていたのです。
その結果、息子の顎に当たる部分(胸の内側の方)の母乳はよく飲まれていたのですが、それ以外の部分は飲み残しだらけに。
実際、助産師さんに乳房マッサージをしてもらった時には、
顎が当たってる胸の内側の方はちゃんと飲まれているけど、乳房の上と下の方つまってるよ!
と注意されていました。
そこから焦って縦抱きを取り入れるようになりましたが、息子が毎回むせて吐き戻すため苦戦していました。
日頃からバランスよくいろんな姿勢を試しておかなかったから、たまりにたまった母乳の勢いに耐え切れなかったようです…
搾乳しすぎ
「赤ちゃんが飲んでくれなかったから胸がスッキリしないな」と感じると、楽になるまで搾乳したくなりますよね。
自動の搾乳機を持っていると、楽だからついつい手が伸びますが、かえってそれが母乳過多を引き起こすこともあるのです。
母乳は体から出て行った分だけ作られます。搾乳しすぎると、赤ちゃんが飲んだ分+搾乳した分だけ母乳が作られてしまうため、母乳過多が悪化することに。
体が「お?母乳足りてないんだね!よーし、ガンガン作っちゃえ!」と間違った方向にがんばっちゃうので要注意です。
マッサージの受けすぎ
上記の搾乳しすぎと重なりますが、「しこりができてしまった」「胸の張りが気になる」という理由で週に何回もマッサージをお願いしていると、かえって胸が張ってしまうことになります。
実際、私もしこりや張りが気になって週2回助産師さんにマッサージをしてもらうことがありました。
マッサージを受けた日だけは胸がスッキリして軽くなり、しこりもなくなって喜んでいたのですが、翌日には反動で胸がズーンと重く感じるほど張っていました。
頻繁にマッサージを受けるのはおすすめできません。受けるときは「しこりの部分だけしぼってください」って限定したほうがいいのかも
授乳時間を短時間で区切ってる
授乳時間を短時間で区切っていると母乳過多になることがあります。
私の息子は、片方の授乳で寝てしまいがちでした。
(息子の体力がなかったからなのか、母乳の勢いが強くて疲れやすかったからなのか今となっては不明ですが。)
片乳だけの授乳だと、飲まれなかったもう片方の乳房が張ったままになるためツライ…。
どうにか両方の母乳を飲ませておきたいと思い、左右5分ずつの短い時間で区切って授乳をしていた期間がありました。
しかしそれが逆効果だったのか、胸がすっきりするどころかよけい張るようになってしまったのです。
母乳過多によるトラブル
「母乳量は多けりゃ多いほどいいじゃない!」と思いがちですが、それは大きな誤解です。
母乳過多によって、ママへのトラブルはもちろん赤ちゃんへのトラブルも引き起こしてしまうからです。
母乳過多への対処法も後述しているので、ぜひチェックしてみてください。
ママのトラブル:乳房トラブル(ひどい張り、しこり、乳腺炎)
母乳過多になると、赤ちゃんが飲み切れない母乳が乳房内にとどまり続けることになるため、乳房にさまざまな問題を引き起こします。
ひどい張り
授乳をしても乳房がなんだかスッキリしない…飲み残しがとどまり続けるとひどく張ってくるようになります。
乳房は岩のようにガチガチになり、場合によっては少し触れただけでも痛い。
私は断乳したのは、これがしんどかったからというのが大きな理由です。
しこり
母乳が滞ることで乳管が詰まり、しこりになることも。
やっかいなしこりだと、自己流のマッサージや赤ちゃんに吸ってもらうだけでは消えません。
乳腺炎
母乳育児中のママの大敵である乳腺炎。
やっかいな張りやしこりを解消できないままだと乳腺炎になる確率は上がってしまいます。
赤ちゃんのトラブル:吐き戻しが増える
母乳過多だと、当然赤ちゃんが受け止めることができず、濁流に飲まれているような状態に。
私の息子は、毎日2~3回は必ず大量に吐き戻ししていました。
我が子が自分の母乳が原因で吐いてるのを見るのも、ミルクまみれのラグを見るのも結構しんどいものでした。
ただでさえストレスフルなのに、掃除や洗濯まで増えるのはツラかった
赤ちゃんのトラブル:過飲症候群
母乳過多による赤ちゃん側のトラブルには、過飲症候群とよばれるものがあります。
- 体重が50グラム以上増加(/日)
- 授乳中よくうなる、むせる
- お腹がパンパンで、でべそになっている
- 下痢気味
母乳を飲みすぎることが、上記のような体調不良を引き起こすきっかけになるため注意が必要です。
ボクみたいな赤ちゃんは満腹中枢が発達してないからガブガブ飲もうとしちゃうの
母乳過多を少しでも抑えておきたいね…!
母乳過多の減らし方
本当に今空腹なのかを見極める
母乳量が少ないときは頻回授乳すべきだと産後の入院中にアドバイスされませんでしたか?
授乳回数を増やすことで、体は「母乳がもっと必要だ!!」と判断し母乳量が増えるからです。
つまり、逆に授乳回数を少なくすれば、体に「これ以上母乳量は増やさなくていいんだよ」と教えてあげられます。
でも泣かれたらとりあえず「おっぱいかな!?」って思っちゃうよね
母乳過多がしんどいなら、赤ちゃんが泣いてしまってもすぐに「あ、お腹がすいたんだ」と判断しないでください。
▼授乳タイムに移る前に、赤ちゃんにこんなようすがないかチェックしてみましょう。
- 退屈してないか?→手遊びやふれあい遊びで楽しませてみる
- どこかかゆがってたり痛がってないか
- 眠たくないか?
- おむつが濡れていて気持ち悪がってないか?
- 室温はちょうどいいのか?
授乳姿勢を複数持つ
複数の姿勢で授乳していると、まんべんなく母乳が吸われるようになります。
それは、赤ちゃんの顎の当たる部分に大きな力が加わるため、そこの母乳が吸われやすくなるからです。
授乳姿勢 | 母乳が吸われやすい場所 |
横抱き(交差横抱き) | 乳房の内側 |
縦抱き | 乳房の下側 |
フットボール抱き | 乳房の外側 |
「楽だからこれだけでいいや~」と同じ姿勢でばかり授乳していると、吸われない箇所が出てきてそこがしこりになったりつまってしまいます。
ママと赤ちゃんの両方が、いろいろな姿勢に慣れやすくなるという意味でも、産まれてすぐのころからいろいろな姿勢を練習しておくといいですよ。
>>授乳姿勢の詳細はこちらをチェック
搾乳はおにぎりしぼり
母乳は、飲まれたら飲まれた分だけ増えます。
そして、搾乳したら搾乳した分だけ増えます。
でも、胸がどうしても張って痛い時や、夜間授乳がなくなって朝まで放置は怖い…。
▼そんな時はおにぎりしぼりで、必要最低限だけ搾りましょう。
授乳前の勢いを弱めるための前しぼり
母乳過多のママが下準備なく授乳すると、母乳の勢いに圧倒されて赤ちゃんがむせたり吐き戻すことがあります。
また、乳房がパンパンに張ったままだと赤ちゃんが乳首にうまく吸い付けず、充分に母乳が飲めなかったり乳首のくわえ方が浅くなってしまうことも。
母乳の勢いを弱めたり、少しでも赤ちゃんが乳首に吸いやすくするために、授乳前にも少しだけ搾乳しておきましょう!
▼私が助産師さんに教わった、前しぼりのやり方
AMOMAミルクセーブブレンドを飲む
乳房マッサージや搾乳は控えめにって…。そんなこと言われても乳腺炎が怖いからついつい搾っちゃう
そんなママには、AMOMAミルクセーブ
母乳過多に悩むママ向けのハーブティーで、繰り返し飲めば徐々に母乳量を減らしてくれる神アイテムです!
飲むだけで手軽に母乳量を減らせるなんて最高…!
ミルクセーブ
また、飲む量を変えることで、母乳量を調節できるため、自分たち親子に合った母乳量に近づけることができますよ。
母乳過多対策としては、有効でなさそうなこと
食べ物の制限
脂肪分たっぷりのケーキや、こってりラーメン、がっつりステーキ…ママになってもおいしいものはたくさん食べたいですよね。
しかし、産後入院中に「ハイカロリーな食べ物は母乳を詰まらせる大敵!!」と教わり、泣く泣く諦めているママもたくさんいると思います。果たしてそれは事実なのでしょうか?
実は「誘惑たっぷりのごちそうが母乳をつまらせる」という説に科学的根拠はなく、特定の「○○を食べると乳腺炎になる!」ということもありません
とはいえ、エネルギーが作られやすい食べ物をたくさん食べると母乳がたくさん作られてしまうので、それによって結果的につまるということは考えられます。
実際、私も実家から大量のじゃがいもが送られてきたときは急いで消費しようと1食につき1~2個分食べていたんですが、その週は特につまりがひどかったです…
何事も適度が大切だよね~
ごちそうも、たまに育児をがんばってるごほうびとしてなら大丈夫ですよ♪
水分をとらないのは逆効果!
母乳過多のママは、母乳が作られやすくならないよう水分を極力とらないほうがいい
よくネットで見かける説ですが、鵜吞みにしないでください!
逆に、こまめに水分補給をするべきなんです。
産院の助産師さん、地域の開業助産師さん、母乳外来の助産師さん…複数の助産師さんに同じことを言われました
水分をこまめに摂るべき理由は、水分不足だと母乳の材料となる血液がドロドロになり、かえってつまりやすくなってしまうからです。
乳腺炎にかかっている最中でも、水分をこまめに摂って体内のめぐりを少しでも良くしておけば、乳腺炎を回復させることに期待できるそうです。
また、暑い日に水分不足だと熱中症のリスクもあるので、夏は特にしっかり水分補給してくださいね。
1度にがぶ飲みするというよりは、こまめにとることを意識しましょう。
まとめ
「母乳がたくさん出るなんて最高じゃん!」と思われがちな母乳過多のママ。
ですが、当事者のママやその赤ちゃんはトラブルを抱えていることもあるため、決して手放しに喜べるものではありません。
母乳過多でありながら母乳育児を続けていると、体力的にも精神的にもしんどくなるのは仕方のないことです。
それでも毎日頑張ってるママ、本当にスゴイ!
ちなみにですが…私は、母乳過多やいろいろなストレスが重なって生後3ヶ月で耐えきれず断乳してしまいました。
そのことへの後悔は全くありませんが、『当時やれることをやっていたら、もっと長く母乳育児を続けられていたかもなぁ』と思っているのもまた事実です。
もしもあなたが、以前の私のように悩んでいるのなら、改善できるところを改善してもっと楽しい母乳育児ができるよう応援したいです。
この記事が、「もう少し母乳育児をがんばりたい」と思ってるあなたのヒントになりますように♪
だけど、やっぱりしんどい…そう思うなら母乳育児を辞めるのもアリだと思います。母乳でもミルクでも、ママや赤ちゃんがハッピーならオッケーです!
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